1. 山手線のホームで人波を左右に押し分けながらかいくぐり、電車に飛び乗り、ドアが閉まらないように手で押さえ、その間にかばんを電車に引っ張りこむ。その理由が、少なくともあと2分は電車が来ないためだとわかっているとき。
(外国では1時間にたった1本の電車が平気で遅れてくる。ひどいときは数日遅れる。)
2. ビルディングのような単語がいったい何音節あるかと思い悩むとき。
(英語ではBuildingが「Build+ing」の2音節であるのに対して、日本語は「ビ・ル・ディ・ン・グ」の5音節であることから)
3. 自動販売機で、何のためらいもなく紙幣を入れるとき。
(海外の自動販売機はお釣りがきっちり出てくる可能性は10分の1以下で、壊れている可能性は何十倍もあることから勇気がいる)
4. 外国人が電車に乗っているのを見て、「わおっ、ガイジンがいるっ」と思うとき。
5. 初めてのスキーで、新品のロシニョールの高性能なスキー板を持ち、エアロダイナミックスなスキーウェアとそれに色のマッチしたゴーグルを装着して登場し、雪かきをしながら転げ落ちていくとき。
6. 選挙車のスピーカーから騒音・爆音をたれ流されても、「ショーガナイ」と思うとき。
(欧米ではあれほどの騒音は違法なところが大半)
7. テレビ番組で一番いいのはコマーシャルだなと思うとき。
8. 抹茶アイスも悪くないなと思うようになったとき。
9. 信号の色のことで青か緑か揉めはじめ、あれは青だと思い始めるとき。
(日本人は青と緑の区別がつかないと思っている人もいる)
10. 写真撮影のときにピースサインをしてるとき。
(日本人だけが老若男女でやけに好むポーズ)
11. ガソリンスタンドで車から降りもせず、集団で押し寄せてくる店員がフロントガラスを拭いているのを、当然のことのようにただ待っているとき。
12. 自分の国に帰ってから、みんなと飲みに行って、全員のビールを注ぎ始めるとき。
(ビールを注いであげるなんてことはない)
13. 家が10平方メートルでも広いと思うとき。
(ほっとけ)
14. 会社の窓の外の景色が「一面コンクリートだらけ!」の代わりに、「意外と緑もある」とか思いはじめるとき。
15. 鳥は なく "cry"ものだと思うとき。
(英語では鳥は うたう "sing")
16. 電話中にお辞儀している自分に気付くとき。
17. 自分の国に帰って、喫茶店で「アメリカン・コーヒー」を注文してしまうとき。
18. 母国の両親と電話中に父親に「どうしてぶつぶつと文句でこちらの話しをさえぎるのかね」と言われるとき。
(日本人は相手の話しが終る前に話し始めることで有名)
19. 母親と電話でしゃべっていると、「ゲンキってどういう意味?」と聞かれるとき。
(電話でゲンキと返事する癖がついてしまっている)
20. トラックがバックするときに、童謡を流していてもおかしいと思わないとき。
21. ビアガーデンが屋上にあっても不思議に思わなくなるとき。
(海外ではガーデンと呼ぶくらいなので本当の庭でやります)
22. バドワイザーを飲んでいると外国人受けがいいんじゃないかと思うとき。
(外国のビールも飲んでるよーと嬉しそうに強調しにくる日本人が多いらしい)
23. 英文学専攻がバカ女を形容するときのオブラートに包んだ言い方だと思うとき。
(英文学というと欧米ではシェークスピアなどの古典にも強く才女のイメージであるが、こちらで英文学科というとシェークスピアの一節も言える女が居ないらしい)
24. 納豆の美しい食べ方をマスターしたとき。
25. 缶コーヒーがおいしいと思い始めるとき。