レートは終値(前日比または前週末比)、安値─高値

<外為市場>

ドル/円  ユーロ/ドル  ユーロ/円

午後5時現在   99.07/09  1.3509/13  133.84/88

NY午後5時  98.84/86  1.3492/94  133.34/38

午後5時のドル/円は、前日のニューヨーク市場午後5時時点に比べて小幅にドル高/円安の99円前半。日経平均株価<.N225>が一時プラス圏に転じると円安に振れた。ただ、円売りは勢いづかず、ドル/円の上値は限られた。

<株式市場>

日経平均    14732.61円(9.81円安)

14607.27円─14767.72円

東証出来高   28億3389万株

東証売買代金  1兆9235億円

東京株式市場で日経平均は小幅続落。国内連休中の米国株安や円高を嫌気し、日経平均の下げ幅は一時130円を超えたが、引けにかけ下げ渋った。9月期末の権利付き最終売買日をあすに控え、配当権利取りの動きが下値を支えたほか、アベノミクスの政策期待も地合いの底堅さにつながった。外為市場で円安に振れたことも指数上昇を支援した。ただ先物主導の側面が強く、一段の上昇には手がかり不足とみられている。

東証1部騰落数は、値上がり847銘柄に対し、値下がりが807銘柄、変わらずが99銘柄だった。

<短期金融市場> 17時05分現在

無担保コール翌日物金利             0.069%(速報ベース)

3カ月物国庫短期証券流通利回り          0.050%(─0.010)

0.050─0.050%

ユーロ円3カ月金利先物(2014年6月限)    99.760(+0.005)

安値─高値     99.755─99.760

無担保コール翌日物金利は0.065─0.07%付近での取引。当座預金残高は小幅減る方向になったが、99兆円規模の高水準を維持した。資金余剰感は強く、資金ニーズは限られた。レポ(現金担保付債券貸借取引)GCのT+1レートは国庫短期証券の発行要因があるため、下げ渋り。日銀がオファーした国庫短期証券買入オペの結果は、応札倍率が2.21倍と前回1.13倍を上回った。市場では、前回の応札額を踏まえて、一部に札割れやマイナス金利による落札の可能性もささやかれていた。業者の流通在庫が少ないことから、今後のレート低下を見越した投資家から応札があった可能性を指摘する声が聞かれた。3カ月物の国庫短期証券(397回)利回りは0.050%と強含み。共通担保資金供給(全店、固定金利方式)オペは17回連続で札割れ、米ドル資金供給オペ(7日物)への応札はゼロだった。

ユーロ円3カ月金利先物は債券高を受けて強含む場面があった。中心限月2014年6月限は前営業日清算値比0.5ティック高の99.760と6月20日以来3カ月ぶりの高値を付けた。

<円債市場>

10年国債先物中心限月・12月限(東証)   144.11(+0.25)

安値─高値   143.91─144.11

10年最長期国債利回り(日本相互証券引け値) 0.670%(─0.020)

安値─高値     0.690─0.670%

国債先物は反発。20日、23日の米債高を受けて、国債先物を中心に買い戻しが優勢となった。日経平均株価が戻り基調になると、益出しが見られたが、総じて強含みで推移した。現物債はしっかり。年金勢などの押し目買いが入ったとみられる超長期ゾーンは堅調。中短期ゾーンも強く、とくに27日に入札を控えているにもかかわらず、2年債利回りは節目の0.1%を割った。2年332回債利回りは前営業日比1bp低下の0.090%と、日銀が異次元緩和を決めた翌日の4月5日以来の低水準を付けた。長期ゾーンは国債先物との連動性を強めた。日銀がオファーした国債買い入れオペについて、残存5年超10年以下に関しては、先物周りで判断すると、市場実勢に近く、やや強めとの声が聞かれた。独連邦議会選挙について、結果に関しては、想定内との見方が多い。メルケル氏率いるキリスト教民主・社会同盟がどのような連立を組むか注目されている。

国債先物中心限月12月限の大引けは、前営業日比25銭高の144円11銭。10年最長期国債利回り(長期金利)は同2.0bp低い0.670%に低下。