川崎重工業<7012、株価 - チャート>が上伸。前週末比13円高の418円まで買われ高値引けし、今月18日に付けた年初来高値415円を更新した。
格付投資情報センター(R&I)は20日、同社の発行体格付け「A-」を維持し、格付けの方向性を「ネガティブ」から「安定的」に変更した。
R&Iでは、「航空宇宙や車両、ガスタービン・機械事業などが堅調に推移している。リーマン・ショック以降、赤字に苦しんでいたモーターサイクル&エンジン事業は新興国市場開拓や合理化の効果で黒字に浮上した。不振だった油圧機器も中国建機市場の底入れに伴い回復に向かう兆しが出ている」として、「今後も全体として格付けに見合う利益・キャッシュフローを確保できそうな見通しになってきた」と判断している。