日経平均は小幅続落。3連休中の海外株式市場が軟調であったほか、為替市場の円高 進行など外部環境の悪化が嫌気され、利益確定売り優勢の展開となった。ただし、3 月決算企業の中間配当権利付き最終日を控えて、配当取り狙いの動きが下支え役とな り、日経平均は一時プラス圏に転じるなど下げ渋った。 大引けの日経平均は前日比9.81円安の14732.61円となった。東証1部の売買高は28億 3389万株、売買代金は1兆9235億円。業種別では、金属製品や保険、不動産、精密機 械、電気・ガス、非鉄金属、電気機器、証券、建設、銀行などが軟調。一方、パル プ・紙や情報・通信、鉄鋼、石油・石炭、医薬品などが上昇した。 個別では、トヨタ<7203>やホンダ<7267>、富士重<7270>など、自動車株が軟調。ま た、三菱UFJ<8306>やみずほ<8411>など、メガバンクもさえない動き。その他、一 部外資系証券が投資判断を引き下げた三井不<8801>や三菱地所<8802>など、大手不動 産株が利益確定売り優勢に。一方、日東電<6988>や村田製<6981>など、アップル関連 の一角が堅調。また、先週末に新規上場したオープンハウス<3288>が大幅高となっ た。