24日前場の日経平均株価は前週末比103円27銭安の1万4639円15銭と続落。寄り付きは、連休中の米国株安や円高を受け、売り先行に1万4626円04銭(前週末比116円38銭安)と安く始まったが、売り一巡後は株価指数先物買いを交えて下げ幅を100円以上縮める場面があった。その後は再び軟化。円強含みや、中国・上海総合指数などのアジア株安もあり、売り優勢に傾き、午前10時59分には、この日の安値となる1万4607円27銭(同135円15銭安)まで下落した。その後の戻りは鈍く、引けにかけて1万4600円台前半で停滞した。

東証1部の出来高は15億5461万株。売買代金は9556億円。騰落銘柄数は値上がり545銘柄、値下がり1067銘柄、変わらず140銘柄。

業種別では、国際帝石<1605、株価 - チャート>などの鉱業株や、LIXILG<5938、株価 - チャート>などの金属製品株が下落。T&DHD<8795、株価 - チャート>などの保険株や、東急不<8815、株価 - チャート>などの不動産株も軟調。個別では、13年9月中間期の連結業績予想を下方修正したNECフィル<2322、株価 - チャート>や、カーバイド<4064、株価 - チャート>、テーオーシ<8841、株価 - チャート>などが値下がり率上位。

半面、トーモク<3946、株価 - チャート>などのパルプ紙株や、昭シェル<5002、株価 - チャート>などの石油株がしっかり。個別では、ラサ工業<4022、株価 - チャート>、TYK<5363、株価 - チャート>がストップ高。なお、東証業種別株価指数は全33業種中、31業種が下落した。