大塚家具<8186、株価 - チャート>は、家具専門店大手で中・高級品や輸入品に強みを持つ。円安は逆風だが、「幅広い価格帯の製品を取り扱っており、過度な円安にならない限り、業績への影響は限られる」(総合プランニング部)と話す。円安の影響よりも、株高に伴う耐久消費財への波及がプラス効果として見込まれ、株価は売られにくい展開が続きそうだ。
13年6月中間期(1-6月)の単体経常利益は前年同期比15.1%減の6億6500万円。「売上が想定に対して未達だったことが要因」(同)という。
通期予想(前期比2.7%増の13億5300万円)は据え置いた。住宅市場回復の波及効果や、来年4月から実施される可能性が強まった消費増税前の駆け込み需要などが見込まれる。「主要大型ショールームのリニューアルを継続し、体験型・提案型展示への次世代モデル展開も進め、ECサイトの拡充にも力を注ぐ」(同)としている。期末一括配当の40円は継続する。
20日の終値は、前日比2円高の1003円。