住友商事<8053、株価 - チャート>が20日、NEC<6701、株価 - チャート>、NECネッツエスアイ(NESIC)<1973、株価 - チャート>、東芝<6502、株価 - チャート>、モリタホールディングス<6455、株価 - チャート>傘下のモリタと共同で、ミャンマーの運輸省航空局から空港・航空保安インフラ構築を受注したと発表。

今回の受注は、ミャンマーの主要空港(ヤンゴン、マンダレー、ニャンウー、ヘホー、タンダウェおよびダウェー)の航空分野における安全性の向上を目指すもの。ICAO(国際民間航空機関)の安全基準を満たすため、ドップラーVHF(超短波)無指向性無線航路標識・距離測定装置、飛行方式設計システム、各種航空灯火、通信制御装置などの航空交通の安全性向上に関する機材を納入する。また、消防車両、X線検査装置、爆発物検査装置など、空港の保安に関する機材の整備を行う。

同社は、今回計画の主契約者として全体の取りまとめを担当。NECは、航空機と地上局との距離を無線通信で測定する距離測定装置を、NESICは、その無線通信部分のシステム構築ならびに、本空港・航空保安インフラ構築の工事全般を担当する。東芝は、ドップラーVHF無指向性無線航路標識を主要3空港(ニャンウー、ヘホー、タンダウェ)に提供。モリタは、ヤンゴン・ダウェー・ニャンウー・ヘホー各空港の保安機材として空港用化学消防車を担当する。

20日の終値は、住友商が前日比11円高の1371円、NECは同3円高の227円、NESICは同22円高の2343円、東芝は同5円高の431円、モリタHDは同14円高の758円。