通信システム開発のセック<3741、株価 - チャート>が急伸し、一時199円高の3080円まで買われている。19日付の株式新聞は新興市場面で同社株を取り上げ、刺激材料となった。
同紙は、スマートフォン(多機能携帯電話)が普及する半面、複数のアプリケーションが同時に動作して通信負荷が掛かる状況も一般化。動作遅延のリスクも高まってきたことから、同社ソフトの重要度が増していると指摘。第3のOS(基本ソフト)として動きだした「タイゼン」上の開発も進んでおり、日本ではNTTドコモが年内にも投入予定。無料通話アプリ「LINE」利用に最適な端末になる予定で、一気に「タイゼン」端末の需要が盛り上がるシナリオも描け、同社にとっては来期以降、関連収益が大きく伸びそうとしている。
午後1時50分時点の株価は184円高の3065円。