三井物産<8031、株価 - チャート>が4日続伸し、一時34円高の1496円まで買われている。18日の取引開始前に、総合資源会社ヴァーレがブラジルで運営する一般貨物輸送事業に出資することでヴァーレと関連契約を締結したと発表、材料視された。
ヴァーレ子会社のVLI社が実施する20億ブラジルレアル(約880億円)の第三者割当増資のうち、同社が8億ブラジルレアルを引き受けるほか、既存株式を7.09億ブラジルレアルで買い取ることで、合計15.09億ブラジルレアル(約660億円)を出資する。実施には、ブラジル当局による承認取り付けなどの条件を満たす必要があり、13年末までに行われる見込み。
同社は、同国が世界有数の穀物輸出国であることに加え、同国政府のインフラ投資計画の促進を背景に建設需要がおう盛で、今後様々な分野で貨物輸送量の増加が見込まれるとしている。
午後2時時点の株価は28円高の1490円。