ショーワ<7274、株価 - チャート>が続伸し、一時60円高の1343円を付ける場面があった。SMBC日興証券が18日付で、投資判断を「3」(アンダパフォーム)から「2」(中立)、目標株価を1250円から1350円に引き上げ、株価支援要因となった。同証券では、リコール(回収・無償修理)コストが発表されるまでは弱い株価モメンタムを予想していたが、早い業績修正の発表に伴い、株価面での悪材料は出尽くしたと考えている。

ショーワは8月28日、中国合弁子会社が生産・納入したショクアブソーバー部品に不具合があり、得意先が完成車のリコールを行うことになったと発表。9月17日には、13年9月中間期(4-9月)および14年3月期の連結業績予想の修正とともに、上期にリコール関連の製品保証引当金繰入額約27億円を特別損失として計上することを明らかにした。なお、連結純利益予想では、中間期が45億円から3億円(前年同期比93.9%減)、通期が80億円から78億円(前期比2.3%減)に見直した。

19日の終値は、前日比35円高の1318円。