大成建設<1801、株価 - チャート>がしっかり。SMBC日興証券では18日付で、投資判断を「1」(アウトパフォーム)から「2」(中立)に引き下げ、目標株価は320円から400円に引き上げている。

同証券では、受注価格競争の緩和や建設需要の増加を踏まえ、業績予想を上方修正、あわせて目標株価を引き上げている。一方で、2020年オリンピック・パラリンピックの東京開催決定を受けて株価が急上昇したことを踏まえて、セクター内の相対評価に基づく投資判断は引き下げるとしている。

また、現在の株価水準は、一定の利益率回復や需要増期待を織り込んだ水準と判断するものの、今後のインフラ投資の具体化や民間設備投資の盛り上がり、需給改善に伴う工事採算の向上があれば、15年3月期以降の予想PER20倍をめどに評価余地が増す可能性があろうとコメントしている。

同証券では連結営業利益について、14年3月期470億円(前期比32%増、従来470億円、会社側計画は440億円)、15年3月期550億円(従来540億円)、16年3月期670億円(同570億円)と試算している。

19日の終値は、前日比1円高の490円。