2. ワクチンの効果や安全性に関する発言
批判内容: 河野氏はワクチンの効果や安全性を強調する発言を繰り返しましたが、一部が誤解を招くまたは過剰に楽観的だったと批判されています。例として、2021年6月のYouTuberとの対談で「アメリカで2億回打っているが、ワクチンで死んだ人は1人もいない」と発言。これが「副反応や健康被害を軽視している」と受け止められ、後に集団訴訟の訴状でも問題視されました。

具体例:
「ワクチンを打てば感染しない」とのニュアンスの発言が、後に感染予防効果が限定的であることが明らかになると「デマだった」と批判されました。

「リスクよりベネフィットがはるかに大きい」との主張が、心筋炎などの副反応リスクを軽視していると指摘されています。

反ワクチンへの対応: 河野氏はワクチンに疑問を呈する意見を「反ワクチン」「非科学的」と一括りにし、デマ対策として法的措置も検討すると発言。これが「批判の封殺」と受け止められ、議論の余地を狭めたとの批判があります。

3. ワクチン政策の強引な推進
批判内容: 河野氏はワクチン接種を迅速に進めるため、自治体やメディアに強い圧力をかけたとされます。ワクチンのネガティブな情報(副反応や健康被害)を報じないようメディアに働きかけ、疑問を呈する意見を「反ワクチン」とレッテル貼りして封じ込めたとの指摘があります。

具体例:
2021年に「全ての責任は私が取る」と発言し、自治体の柔軟な運用を促した一方、健康被害救済制度の説明が不十分で、被害者の訴えを無視したと批判されています。

ワクチン供給の混乱(例: 予約キャンセルや職場接種の遅延)も、需要見通しの甘さや「わんこそば方式」などの軽率な発言が原因と指摘されました。

影響: 強引な推進により、ワクチンへの信頼が一部で損なわれ、超過死亡や後遺症の増加(50万人超の超過死亡、900人以上の死亡認定など)を河野氏の責任と結びつける声がX上で高まっています。

4. 健康被害への対応不足
批判内容: ワクチン接種後の後遺症や死亡事例(集団訴訟では13人が提訴、約9100万円の賠償請求)に対し、河野氏が十分な対応を取らなかったと批判されています。健康被害救済制度の説明は厚労省の公式見解を繰り返すのみで、被害者へのお見舞いや具体的な支援策が欠けていたとの指摘です。

具体例:
2024年4月のX投稿で、ワクチンの効果や安全性は厚労省が承認し、自身は「運び屋」として配布を担当しただけと主張。これが「責任逃れ」と受け止められ、賛否を呼びました。

被害者の訴えを「デマ」と扱い、科学的根拠がないと一蹴した姿勢が、被害者の孤立感を増幅させたとの声があります。

訴訟の背景: 集団訴訟では、河野氏の発言が「隠蔽」と評され、被害者側が政府と河野氏の責任を追及しています。

5. 責任の所在を巡る議論
批判内容: 河野氏はワクチン政策の「運び屋」として、効果や安全性の承認には関与していないと主張していますが、ワクチン担当大臣として積極的に接種を推進した責任は免れないとの批判があります。X上では、超過死亡や後遺症の責任を問う声が強く、「逃げるな」との意見が目立ちます。

対比: 2021年の文藝春秋での「全ての責任を取る」発言が、現在の「関わっていない」発言と矛盾していると指摘され、信頼性の低下を招いています。

構造的問題: 一部では、河野氏を「実行者(アイヒマン)」と見なし、真の責任者は菅義偉元首相や厚労省など上層部にあるとの見解も存在します。これにより、河野氏への批判が「トカゲのしっぽ切り」になる懸念も指摘されています。

6. 科学的根拠の取り扱い
批判内容: 河野氏はワクチンの有効性や安全性を「科学的に証明済み」と強調しましたが、ワクチンの感染予防効果が当初の想定より低いことや、心筋炎などの副反応リスクが明らかになると、科学的根拠の提示が不十分だったと批判されています。

尾身茂氏の発言との対比: 2025年6月、尾身茂元コロナ対策分科会会長が「ワクチンに感染防止効果はほぼなかった」と発言。これに対し、河野氏の「感染を防ぐ」発言がデマだったと追及する声がX上で上がっています。

研究の多様性: ワクチンの危険性を示す研究も存在する中、河野氏が一方的で非科学的な意見を排除する姿勢が、科学的議論を阻害したとの批判があります。