雨樋(あまどい)のトラブルは、詰まり・歪み・破損などさまざまです。軽度の不具合であれば、自分で修理(DIY)も可能ですが、状況によっては業者に依頼すべきケースもあります。ここでは、DIYでできる修理内容と注意すべきポイントについて解説します。
✅ 1. 自分で修理できるケース
🧹 ① 雨樋の詰まり除去(落ち葉・泥・ゴミ)
症状:雨水が溢れる、排水が遅い
DIY方法:
軍手を着用し、落ち葉やゴミを手で取り除く
ホースで水を流して詰まりを解消
高所は専用の清掃ブラシや延長ポールを使用
ポイント:
落ち葉除けネットを取り付けると再発防止に効果的
軒先など、低所作業なら安全にDIY可能
🔧 ② 小さなひび割れ・穴あきの補修
症状:雨樋からポタポタと水漏れ
DIY方法:
防水コーキング材やシーリングテープで穴をふさぐ
小さな割れは接着剤で補修可能
ポイント:
あくまで応急処置として考える(長期的な耐久性は低い)
穴が大きい場合は部品交換が必要になることも
🔩 ③ 金具のゆるみ・傾き調整
症状:雨樋が歪んでいる、傾きが悪く排水不良
DIY方法:
ドライバーやスパナで金具のネジを締め直す
必要に応じて金具を交換する
ポイント:
軽度の傾きなら調整可能
2階以上の高所作業は非常に危険なので注意
🧰 ④ 簡単な部品の交換
症状:ジョイント部分の外れ、部品の破損
DIY方法:
ホームセンターで同じサイズの部品を購入
パーツの接続部を外して新しい部品に交換
ポイント:
パーツの規格やサイズを事前に確認
シーリング材で防水処理を忘れずに
🚨 2. 自分で修理する際の注意点
高所作業は危険!
はしごからの転落事故が多発
不安定な場所での作業は控える
→ 2階以上の修理は業者依頼が安全
工具の扱いに注意
滑り止め付きの軍手を着用
工具やはしごの点検を事前に行う
安全装備を準備
ヘルメット・安全帯・滑り止め付きの靴が基本
一人で作業せず、必ず家族や友人に見守ってもらう
誤った修理で悪化するリスク
しっかり固定されていないと、次の雨で再発する可能性
無理な補修は逆に損傷を広げることも
❌ 3. 自分で修理しないほうが良いケース
2階以上の高所作業
雨樋が完全に外れている、落下の危険性がある
大規模な破損や複数箇所の損傷
内部構造の破損(支持金具の腐食など)
これらのケースは、プロの技術と安全管理が必要です。無理に作業すると、ケガや事故のリスクが高まります。
💰 4. DIYと業者依頼の費用比較
修理内容 DIY費用目安 業者依頼の費用目安
雨樋の詰まり除去 0〜5,000円(道具代) 5,000〜20,000円
小さなひび割れの補修 1,000〜3,000円(コーキング代) 10,000〜30,000円
金具の調整・交換 1,000〜5,000円(工具代) 10,000〜40,000円
部品交換(ジョイントなど) 2,000〜5,000円(部品代) 15,000〜50,000円
高所作業・大規模修理 危険なため非推奨 30,000〜100,000円以上
🏁 5. まとめ
✅ 自分で修理できるのは、低所での軽微なトラブルまで
⚠️ 高所作業や大規模修理は業者に依頼するのが安全で確実
🛠️ DIYは費用を抑えられるが、無理は禁物!
雨樋は建物の寿命を左右する重要な部分。**「少しでも不安ならプロに相談」**が安全への近道です! 🚧✨