Kyalami F1 GP, 1977
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1977年3月5日に開催されたF1南アフリカGPで、レーサーのトム・プライスが死亡した。
トムは同じレースに出走していたレンツォ・ゾルジの車の火災に対応しようとコースを横切ったスタッフのジャンセン・ヴァン・ビューレンを撥ねてしまった。最高速度300km/hを超えるF1を操縦するレーサーは、突然コース上に現れた人間に対応する術を持たなかった。
さらに最悪なことに、ジャンセンは火災を収めるために消火器を手にしていた。消火器は撥ねられたジャンセンの手から滑り落ちてトムの顔面に直撃した。ヘルメットは割れ、トムの顔面は激しく損傷した。即死だった。
写真はレース出走前に撮られたトムの姿。