The last image of Keith Sapsford, a 14 year old Australian boy who ...
1970年2月22日。オーストラリアの14歳の少年キース・サップスフォードがシドニー空港から飛び立つ日本行きの飛行機から転落死した。カトリックの寄宿舎に入れられそうになったキース少年は、それから逃れる手段として世界へ旅立つことを選んだ。
キース少年は父から密航を企て飛行機の車輪部分に隠れて死亡したスペイン人少年の話を聞かされていた。好奇心旺盛な息子への父からの警告だったが、キース少年はこれで寄宿舎行きを回避できると考えた。そして彼はスペイン人少年と同じ運命を辿った。
彼の最期はアマチュアカメラマンのジョン・ギルピンがとらえた。ギルピンは離陸した飛行機を撮っただけだと思っていた。現像した写真を見て、初めてそこに落ちゆくキース少年の姿があると知った。