では、まずは紅茶の基本をレクチャーしましょう。
皆様は紅茶の発祥や紅茶の種類をご存知でしょうか。

そもそも紅茶とは、摘み取った茶の葉っぱと芽を乾燥させて、もみこんで完全発酵させた後にさらに乾燥させた茶葉のことを指します。この茶葉を抽出した飲料のことも含めて、「紅茶」と総称されているのです。

紅茶は中国で栽培されていたチャノキの葉から作られていたとされますが、19世紀にインドのアッサム地方で変種のアッサムチャが発見され、以降はインドやスリランカなどで生産が盛んになりました。

日本に入ったのは、明治9年(1876年)と言われており、紅茶用の茶樹種子が導入され、鹿児島県・福岡県・静岡県・東京都に紅茶伝習所という施設が設けられました。紅茶に適するアッサムチャと基本変種を購買して国産紅茶品種を作り、本格的に製造が始まることになります。