ところで、今話題のメタバースはわれわれのドローンによる3Dスキャン技術の延長線上にあります。その象徴とも言えるのが、ここ「ZEXAVERSE(ゼクサバース) TOKYO(トウキョウ)」です。ゼクサバーストウキョウには合計130個の6Kカメラで人間を丸ごとスキャンし、自分そっくりの3Dアバターを自動生成する「ゼクサゲート」が設置されています。アバターを付与されれば、後はわれわれの提供するメタバース空間で、自分のアバターを自由自在に操作することができるようになります。

 ゼクサバーストウキョウができたのは22年の7月15日ですが、プロジェクトがスタートしたのは同年の春でした。映画「マトリックス」みたいな世界を作りたかったのです。ドローンでは動きながら何枚も写真を撮り、それを3Dへと組み立てるわけですが、ゼクサバースでは固定されたカメラがスキャンします。いずれにしても3Dスキャン技術であり、われわれの得意とするところです。また、われわれのメタバース空間はウェブ上で稼働し、スマホを使って片手で操作することもできます。