「ハイテク」への投資を続けるなかで、ある時、3Dスキャンができるドローンの技術と出会い、そこがターニングポイントとなりました。エジプト政府と名古屋大学と協働して、遺跡としてのピラミッド全域を全方位からドローンでスキャニングして詳細な3Dデータにする画期的プロジェクトに参画したのです。エジプトの遺跡をほぼ網羅するスキャンは世界初のことでした。この時、「ドローンを使って世界中の遺跡を3D化して後世に残す」ことの意義に気づかされました。つまり、「考古学のDX化」です。