起業家は、用なしになった無能な社員の首を無慈悲に切る。
いまや誰でも知っているように、そこらの社畜よりずっと頼もしく役に立つAIが何でも答えをくれる。
どうして無能な者たちに無駄金を支払うだろうか。
おまえたちのライバルはいまやエリートの人工知能である。
いつまでどこまで張り合っていけるのだろうか。
競わされていくのだろうか?
彼らが用なしになるので、人口はもう増やさなくていいのである。
そこで、かねてよりの世界人口削減計画である。
世界人口は4億人で充分だ。
さあ戦争を始めよう、飢饉を引き起こそう、病気を流行らせよう、自然破壊が致命的になる前に、余剰な連中を口減らししよう。
ついでにその薬で儲けよう。
理想の世界はもうすぐだ。