アンコール・ワットの入り口近くに位置し、東西南北の回廊が交わる「十字回廊」の柱に「落書き」はある。 書かれた後に墨で黒く塗りつぶされているため読みづらいが、日付は寛永9(1632)年正月。書き手は、森本右近太夫一房(もりもとうこんだゆうかずふさ)という日本人だ。