【補足トリビア】
①「二歩」で負けてしまった対局は第54回NHK杯将棋トーナメント1回戦、豊川6段と田村5段の一戦である。
②豊川6段は「二歩」を打った心境について「プロになって14年、公式戦では初めての事だったので、頭の中が真っ白になった。友人や知人には『過ぎたことは早く忘れたほうがいいよ』と言われたが、自分の中では一生忘れられない。」とおっしゃっていた。
③「あの対局以降、田村5段(現在は6段)とは何かお話しましたか?」と伺ったところ、「何回かは会っているけど、あの対局の話だけは絶対にしない。」とおっしゃっていた。「豊川6段にとって二歩とは何ですか?」との問いに「私にとって二歩とは悪夢、恥です。」と語った。
【高橋語録】
私はあと二歩のところで漏らしたことがあります。