二歩(にふ)とは、自分の歩兵が配置されている筋に、持ち駒の歩兵を打つ手のこと。将棋の禁じ手の一つである。
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その対局は2004年、NHK杯将棋トーナメントの1回戦。豊川六段と田村五段の対局。
「『二歩』ですね。」
【補足トリビア】
①「二歩」で負けてしまった対局は第54回NHK杯将棋トーナメント1回戦、豊川6段と田村5段の一戦である。
②豊川6段は「二歩」を打った心境について「プロになって14年、公式戦では初めての事だったので、頭の中が真っ白になった。友人や知人には『過ぎたことは早く忘れたほうがいいよ』と言われたが、自分の中では一生忘れられない。」とおっしゃっていた。
③「あの対局以降、田村5段(現在は6段)とは何かお話しましたか?」と伺ったところ、「何回かは会っているけど、あの対局の話だけは絶対にしない。」とおっしゃっていた。「豊川6段にとって二歩とは何ですか?」との問いに「私にとって二歩とは悪夢、恥です。」と語った。
【高橋語録】
私はあと二歩のところで漏らしたことがあります。
二歩が禁止になった理由としては、飛車先の歩の前に別の歩が打てると優劣がはっきりしすぎるために面白くなくなる事が指摘されている。
割と起こりやすい。
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