実は、アメリカでは、断捨離という言葉自体は比較的認知度があります。特に、近藤麻理恵氏の著書『片づける魔法』(The Life-Changing Magic of Tidying Up)が世界的なベストセラーになったことにより、断捨離に関する知識や関心が高まったと言えます。また、アメリカでは環境保護やシンプルライフの意識が高まっていることもあり、断捨離がその一環として注目されています。

ただし、アメリカは物質主義が根強く、消費社会として知られています。そのため、断捨離を実践する人も増えている一方で、消費を続ける文化も根強く残っています。また、アメリカの社会構造や文化によって、物を所有することが個人のアイデンティティや成功の象徴として捉えられることもあり、断捨離に対する抵抗が存在するのも事実です。