異世界迷宮でハーレムを 12

異世界迷宮でハーレムを 12

ハルツ公爵が主導したセルマー伯爵家転覆作戦に従事した加賀道夫は、爵位継承に邪魔なセルマー伯長女のルティナを褒賞として預けられた。
ルティナは可憐で美しい元伯爵令嬢。道夫は、装備品を渡したり、魔法使いのジョブに就けるなどしてルティナの懐柔に勤しみ、ハーレムメンバーとして取り込んでいく。迷宮探索のほうも、ロクサーヌの上昇志向に苦労を覚えるほど順調に進んでいた。
そんなある日、ルティナたちの一族の長から道夫と面談したいとの要望が入る。事実上の面接かと緊張する道夫であったが--------。
一方、ルティナも、クーデターを起こされるほどの堕落したセルマー伯家の一員として厳しいことを言われ続け、あの人は苦手だとのたまう。長との面談は、些細な行き違いから貴重な装備品を手に入れるなど、無事にクリアできた。
後日、長からは一族が重視する迷宮へ入ることを持ちかけられる。道夫はこれに乗るが、やはりロクサーヌの上昇志向には苦慮した。
なんとかいなしつつもまじめに迷宮に入る道夫に、長から今度はグリニアの探索という依頼が出された。
エルフのルティナを前面に押し立て、接触が失われたグリニアの情報を知る者を探す道夫。無事に探し出し、途中まで連れて行ってもらうことに成功した。道夫は、さらにその奥のグリニアとの再接続を目指して、道なき道を進んでいくのだった。

発効日 2022年1月31日