3.ハーネスのメリット・デメリット
ハーネスは胴周りに装着するアイテムなので、首だけで引っ張る首輪よりも犬の身体への負担が少なくなります。元々は荷物を運ぶ犬やソリを引く子に向けた道具でもあります。そのため圧力が分散できる構造になっているため首への圧迫が少なく、自由に動き回っても呼吸器や頭部への負担が大幅に軽減可能です。

特に、フレンチブルドッグのようにマズルが短く、呼吸器系が弱い犬種や、内臓機能が低下している老犬の散歩には向いているでしょう。最近ではデザイン性も重視され、お洋服に合わせてつけられるような可愛いものもたくさん販売されています。

シニアの子、病気療養中の子などが原因で歩行困難になった犬でも、介護用ハーネスを着用させることで散歩が可能になる場合も多いようです。ハーネスは、しっかり装着すれば首輪のように抜けてしまう心配もありません。マジックテープで固定できる服のように着せられるベストタイプも良いでしょう。



メリット

シニアの子、病気療養中の子などが原因で歩行困難になった犬でも、介護用ハーネスを着用させることで散歩が可能になる場合も多いようです。ハーネスは、しっかり装着すれば首輪のように抜けてしまう心配もありません。マジックテープで固定できる服のように着せられるベストタイプも良いでしょう。ハーネスは首に負担がかからないため、器官や呼吸器、首に疾患がある子、足腰が弱い子の場合でも使用することができます


他のデメリットとしては、装着しているときでも首輪に比べて行動が制御できないことです。体格の大きな犬種なら、簡単に飼い主を引っ張り回すことができます。散歩中にしつけを取り入れたいときは、ハーネスではなく首輪の方がおすすめです。



デメリット

ハーネスは家の中では装着しない場合がほとんどです。そのため何もつけていない状態では犬のストレスは軽減される一方、万が一すぐに連れださなければならないときなどに対応が遅れてしまう可能性があります。

グイグイ歩く子、引っ張り癖の強い犬は、ハーネスを使用することでその癖がなおりにくくなるともいわれています。ハーネスは体への負担が少ない分、引っ張ることで痛みを感じないためそのままグイグイ歩くことに抵抗がなくなってしまうためです。
ダックスフンドやコーギーなど種類によってはハーネスが抜けやすい犬種もいますので、注意しましょう。





4.まとめ
上記の通り、首輪とハーネスにはどちらにもメリットとデメリットがあるので、愛犬の性格や犬種に合わせて使い分けていきましょう。

病気やケガがなく、若くて元気な子であれば、どちらかに決め込むのではなく、首輪とハーネスどちらも対応できるように場面や気分で使い分けるのも良いでしょう。

しつけをするようなときには首輪、軽くお散歩を楽しむだけであればハーネスなど、飼い主さんが上手に使い分けることで、愛犬に負担がなく、しつけもできるでしょう。

上手に便利な道具を使い分け、愛犬の健康と安全を守っていきましょう。