しかし多くのマネジメント本では結局、現在も勤労は美徳であり、上司は尊敬されるべき存在として描かれている。それでは当然、マニュアル通りに指導しても若者に届くはずがない。それは、どこまでも傲慢な教育なのだ。あるいは無条件降伏のように若者に媚びることを是とする指南書もある。それでは本当の意味で慕われるリーダーになれるはずがない。どうしてこんなにも現実と乖離した書籍が多いのかと言えば、結局作者が上司世代かゆとり世代なのだ。