最初に2020年のBTCとゴールドの大まかな値動きを振り返ってみよう。

5月に半減期に迎えたビットコイン(BTC)は、機関投資家の参入増加や供給不足による希少価値の上昇、米選挙、PayPal(ペイパル)やSquare(スクウェア)といった米大手決済企業の参入など、複数のポジティブな要因が追い風となり、11月に約3年ぶり となる2万ドル(約207万円)目前の水準を記録。

12月中旬には史上初の2万ドルを超え、22日現在の時価総額は4359億 7875万ドル(約45兆871億円)、2万2600ドル(約234万円)前後で取引されている。1月と比較すると204% 、時価総額は226% 上昇した。7年間で最大の下げ幅となった「ブラック・サーズデー(3月12日)」の3600ドル(約37万円)と比較すると、622%増という驚異的な数字であることが、Coin Market Capのデータから明らかになっている。