コロナ禍において、さまざまな業種が営業自粛をしている中、映画館も例外ではありません。フランスでは7月中旬までイベント禁止が決定。5月開催のカンヌ国際映画祭も一旦取りやめとなり、全米各地の映画館のネオンサインが一斉に消えました。
映画館関係者は休館の間、売り上げは当然ゼロ、廃業の危機に晒されることになります。映画館が休館せざるを得ない現在、観客、劇場、配給、製作者によってまわる『映画の経済』そのものが存続の危機を迎えています。
このような状況を打破すべく、映画業界が動き出しました。
劇場公開の代替策としてオンライン配信サービスが台頭しつつあります。アメリカでは3月の段階で劇場公開から配信サイトへと切り替える作品が増加、このムーブメントは日本でも起こり始めています。
生き残りを掛けて、大手から小規模ミニシアターまで、映画業界の今を追います。