要求の食欲不振
あげているごはんに飽きたり、嫌いな食べ物だとあえて食べない子もいます。このような場合は、食べないからといって次から次へと別のものをあげるとわがままになってしまう可能性があります。
体調不良ではない場合の食欲不振についてはよく様子を見るようにしましょう。
おやつだけをあげるのはNG
ごはん代わりにおやつを与えてしまうのは特にNGです。「おやつのほうが美味しい」「ごはんを食べずに待っていると美味しいおやつがもらえる」と認識してしまう可能性があります。
おやつだけでは栄養不足になりますし、肥満や糖尿病につながり愛犬の寿命を縮めることになってしまいます。健康的な食生活を送るためにも、必ず適正な量の総合栄養食を食べさせるようにしてください。
シニア犬(老犬)で起こる食欲不振
人間と同様に、老犬になると消化機能が低下と食欲がなくなってくるものです。食べる量も自ずと減ってきます。
また筋肉も衰えてきて、ご飯の場所までの移動が疲れてしまったり、顎を動かすことに疲れてしまうなどカロリー消費量も減ってきます。
年齢に合わせて食事をやわらかくしたり、フードボウルや水飲みの数を多くしたり、ドライフードからウェットフードに変えたり、量を調整し必要な栄養素を取り入れるなどしてあげると良いですね。
1日にあげる回数が多い場合は、ペットシッターなどの手助けをかりて、少量を少しずつあげるのも良いでしょう。
老犬になると病気も心配なので、気になることが有ればお早めに病院へ。
犬がごはんを食べないときの対処法
1. 病気の可能性の場合
ごはんを食べない原因が病気の場合は緊急性の高い病気である可能性があります。放置すると危険です。下痢や嘔吐などの症状が出ていないか、元気はあるか、全身を触って嫌がる場所がないかなどを確認してみてください。
シニアやパピーの場合は症状の悪化が早い可能性もありますので、早めに病院へ連れていきましょう。
2. ストレスの場合
病気ではなく、引っ越しや大掃除、お部屋の模様替えなどの住環境の変化により食欲が不振になっている場合は、安心する配置を見つけてあげたり、いつも以上に寄り添い、安心感を与えてあげるなどの対処をしていきましょう。飼い主さんの接し方など、何か不満やストレスがあって食べない可能性もあります。愛犬のことをよく見て、原因を探って解決してあげてください。