食欲不振のときの犬の状態は?
人間同様に、犬も食事をとらなければ、体は弱り、体力はどんどんと落ちていきます。

いつもより食事量が減っても。元気いっぱいでいつもと変わらない様子でしたら、

2日くらいは様子をみても良いですが、子犬の場合や老犬の場合は症状が急に変化し、悪化することもありますので、食事をとらなくなった場合は早めに病院へいきましょう。

元気がないときはおなかにやさしく、消化のよいものが好ましいです。

少量でも食べてくれるようなら、栄養価の高いものをあげるようにしましょう。



「ごはんは食べないが下痢や嘔吐はない、食事以外はいつも通り」

「量が減ったけど食べてはいる」

「ごはんは食べないけど水は飲んでいる、おやつはたべる」といった様子であれば、

丸1日は様子をみましょう。

その状態のまま2日目に突入した場合は、病気の初期段階の可能性が高くなります。


食欲不振だけでなく、その他の様子もいつもと異なってくる場合や

水ものまない、おやつもたべない、元気がない、震えるなどがある場合は

緊急性が高い可能性もあります。早急に動物病院へ連れて行くようにしましょう。



犬がごはんを食べない原因


■病気
呼吸器疾患
呼吸器疾患を患っていると、食欲が減退することがあります。

(代表的な呼吸器疾患:ケンネルコフ、喘息)

呼吸器に疾患があると食べ物の匂いを嗅ぐ機能が衰えているため食欲がわかないといわれています。
他にも、消化器系の病気の場合や感染症など何らかの病気にかかっている場合も食欲不振が起こります。


歯周病や口内炎など口腔内の異常
歯周病や口内炎など、口腔内に異常があることで、食欲が落ちる場合があります。人間でも口内炎がひとつあるだけで食事がつらいですよね。

わんちゃんも口腔環境に異常や炎症があれば食欲が減退します。歯周病などは食べるときの痛みで食べられなくなっていたりします。

歯周病についてはこちらから


■ストレス
犬はとてもデリケートな生き物です。
ストレスを感じることで食欲不振になることもあります。
ストレスといっても、引っ越しや出産など住環境の変化などによる「不安」「緊張」などのストレスや

お散歩に行けていない、お遊びが足りていない、飼い主との時間が足りないなどの日常の不満からくるストレスなど¥ストレスにも種類があります。

愛犬がどのようなストレスを感じているか、または感じている可能性があるかを見極めてあげると良いでしょう。


住環境・その他環境によるストレス
ペットは環境の変化に弱いものです。特に飼い主さんとはなれ離れの環境(旅行やペットホテルの利用、入院など)によってごはんを食べなくなることがあります。

お留守番がもともと苦手、飼い主さんと離れることが苦手な子には、愛犬がいつもと同じ日常を過ごせるよう、ペットシッターの利用がオススメです。

いつものお家で、いつものごはんで過ごせます。ペットシッターを利用する際は、事前に数回利用してみてペットとシッターを慣れさせておくことも大切です。その子が安心して過ごせる環境を整えてあげるようにしてください。