ワカモレ(スペイン語: guacamole [wakaˈmole, ɡwakaˈmole])とは、メキシコ料理のサルサの1種である。名称の由来は、ナワトル語のAhuacamOlli=Ahuacatl(アボカド)+mOlli(ソース)から。
ワカモレは、アボカド、トマト、タマネギ、ライムの果汁、食塩、コリアンダー、チリセラーノを、「モルカヘテ(英語版)という石臼と「テホロテ」(tejolote)という短いすりこ木のような石ですりつぶして作られる。この中でアボカドの配合量が最も多いので、アボカド独特のコクがあり、アボカドの色、つまり緑色のペーストに仕上がる。配合量の例としては、アボカド4個に対し、トマト2個、小さ目のタマネギ半分程度、ライム果汁10ml程度、食塩5g程度、コリアンダーなどは適量といったところ。このワカモレは、トルティーヤ・チップスにつけて食べる非常に一般的なディップのひとつである。また、トルティーヤやタコスの具としても使われる。この他にもワカモレは、肉料理にサラダとして添えられるなど、他の料理への応用もなされている。