記念すべきファーストアルバムからのファーストシングル。
ブライアン作品でシングル作品にも関わらず中間部にドラムソロが入るという点からも本人たちの自信のほどが伺える。デビュー以前に"De Lane Lea"スタジオで作られたデモバージョンと比べてもギターの音色と重ね方の違い("De Lane Lea"版にはお馴染みのフェイザー(フランジャー)が入っていない上にイントロ部のギターは単独演奏に聞こえる)、そして全体の音量バランス以外はスタジオ盤と全く同じアレンジで、かなり考えられたアレンジだったことが分かる。
ただ、発表時の世間の評価は真っ二つで、本人たちの自信とは裏腹にセールスも今ひとつであり、81年に発売された(そして馬鹿みたいに売れた)"Greatest Hits"にも収録されなかったという点からも、結局は「ヒットしなかった」シングル作品という扱いが現在の評価。
ちなみに発売当時の日本語タイトルは「炎のロックンロール」。