何故なら、それまでの話に「ハルヒの心残り=キョンに関連したもの」という認識やヒントは一切描写されないからです。

強いてヒントに近い描写として挙げるなら、ノルマ達成した30日の反省会?でハルヒの「他に何かしたい事ある?」というセリフがあります。
キョン限定では無いですが、ハルヒ以外への心残り成分に言及するシーンではあります。他には、例えば15話にはキョンの表情を見て首を傾げるハルヒの描写があります。
しかしそのどれもが「キョン関連が正解への糸口」だと決定付けるには甚だ遠いレベル。
 ※キョン関連と言うのは正しくないが便宜上。

 ※原作では30日の喫茶店で「古泉の言葉にもあったはずだ」の後に「俺にとって気がかり~」がモノローグされる。古泉は作中「涼宮の望みは何か解らない」一点張りで「キョン関連である」系統は一切言及していない。
  ただそのシーンは強烈なデジャブに焦る中、何やかんや取り留めなく思考中であり、文脈的に前後の分が必ずしも直接関係するとは限らない。
  兎に角、原作でも「ハルヒの心残り」が「キョン関連」や「夏休みの宿題」だとはそれまで全く示唆すらされない。