ノミ、ダニ駆除薬の使用
ノミ、ダニがワンちゃんの痒みの原因になっていることが非常に多いです。
月一回駆除薬を使用することでノミ、ダニの予防が簡単にできますので使用をお勧めします。
皮膚を清潔に保つ
ノミ、ダニ、細菌、真菌の予防と早期の駆除、過剰な皮脂や皮膚についたアレルゲンを除去するために、皮膚や被毛のお手入れは欠かせません。
適切な方法で、適切なものを使って、シャンプーを定期的に行いましょう。
毛だけでなく、皮膚まできちんと洗うのが重要です。皮膚を傷つけないように優しく丁寧に洗ってください。注ぎ残しにも注意です。
環境を清潔に保つ
ノミ、ダニ、細菌、真菌、空気中のアレルゲンを環境中から排除するため、ワンちゃんのいるお部屋は掃除を頻繁に行い、常に清潔に保つのが大切です。
ワンちゃん用のおもちゃ、タオル、食器、ケージ等は定期的に消毒もしてあげてください。また空気中にアレルゲンが舞わないよう、埃を立てないように掃除するのも大切です。
適切な飼育環境を整える
ストレスによる免疫力低下を防ぐため、適切な環境で飼育してあげなければいけません。
毎日お散歩等で運動し、栄養バランスのとれた新鮮なフードを与え、飼い主さんとのスキンシップの時間もしっかりとってあげてください。
ワンちゃんが快適に過ごせ、痒みを悪化させない温度、湿度を保ってあげてください。
アレルゲン、刺激になりそうなものを除去する
アレルギーが出やすい食材、刺激になりやすい繊維の服やカーペット、刺激の強いシャンプーを極力使わないようにしましょう。
ドッグフードはたんぱく質源となる原材料の品目が少なく、添加物が使われていないものの方がアレルギー発症のリスクを抑えられます。
直射日光を避ける
色の白い子、毛の薄い子は特に直射日光に長時間当たらないように注意しましょう。お散歩は陽が昇りきる前の午前中か、沈みかけの夕方に行うようにしましょう。
またUVカット効果のある服を着せる、ワンちゃん用の安全な日焼け止めを使うのも有効です。接触性の皮膚炎を発症させないよう、日焼け止め、服が皮膚に刺激を与えないかチェックも必要です。
日頃から愛犬の様子、皮膚をチェックする
ワンちゃんは全身が毛で覆われているため、皮膚に異常があっても気づきにくいです。ブラッシングをする時は毛を掻き分け、皮膚に異常がないか確認してあげてください。
今は痒がっていなくても、皮膚になんらかの異常があれば今後痒みが出てくる可能性大です。痒みが出る前に対処してあげましょう。
ワンちゃんは痒いところを後ろ足の爪を立てて掻いたり、舐めたり、齧ったり、床に擦り付けたりします。このような行動が見られたら、痒がっている部分を確認し、病院に連れて行ってください。
早期に適切な対処をすることで、悪化する前に治すことができます。痒みの原因は様々で、すぐに治るものから一生付き合っていかなければいけない病気まであります。
どんな痒みでも飼い主さんの努力次第で症状を軽くすることができますので、一度病院で痒みの原因の特定をしてもらい、お家でのケアや環境改善を心がけましょう。