酒は夏月も温めるべし。冷飲は脾胃をやぶる。冬月も熱飲すべからず。気を上せ、血液をへらす

江戸時代の儒学者・貝原益軒は『養生訓』の中で、「酒は夏月も温めるべし。冷飲は脾胃をやぶる。冬月も熱飲すべからず。気を上せ、血液をへらす」として、季節を問わず、熱すぎず冷たすぎない温燗の日本酒の効用を説いた。