「四苦八苦(しくはっく)」は、人間のあらゆる苦しみを表した仏教用語です。
『存覚法語(ぞんかくほうご。南北朝時代の仏教書)』に、「三界六道みなこれ苦なれども、四苦八苦はことに人間にあり」との記述があります。

『般若心経』の中に「五蘊皆空」という言葉がでてきますが、四苦八苦の中にも、五蘊という言葉を含む「五蘊盛苦」という苦しみが登場します。