韓国国防部が10日に発表した「2021~25年国防中期計画」で4000トン級の原子力潜水艦3隻の開発を強く示唆した、と主要各紙が一斉に報じた。北朝鮮の核・ミサイルの脅威に対処し周辺国をけん制するためで、潜水艦発射型弾道ミサイル(SLBM)の配備も視野に入れているとみられる。
国防中期計画には来年から5年間で計300兆7000億ウォン(現在のレートで約26兆8390億円)が投入される予定。朝鮮日報などによると、計画では4000トン級潜水艦の建造計画が初めて公開された。現在3000トン級の韓国型次世代潜水艦事業が進行中だが、これより大きい潜水艦を開発したいという趣旨だ。規模が大きくなるだけに、SLBMなど武装能力も大幅に強化されるものとみられる。