【なぜ円高になったのか?】安倍首相の辞任にて起こった相場変動をファンダメンタル分析するまとめ
安倍首相辞任で起こった円高のポイントとなるのは「日本の対外純資産残高」です。日本は世界2位のドイツ(230兆円)を抑えて341兆円というブッチぎりの対外純資産を保有しています。(平成30年末時点) 対外純資産とは、「対外資産から対外負債を引いたもの」と定義されます。 つまり日本の投資家は自国の資産よりも海外の資産を多く保有しているのです。日本の企業や投資家は外国の資産を買うために円を外貨に替えて、外国の資産を持っています。
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第二次安倍内閣の突然の終焉を受けて日経平均株価が大きく下落したことは記憶に新しいでしょう。実は同時期、為替でも大きな相場の変動が起こっていました。今回は安倍首相の辞任表明によって、どうして円高になってしまったのか、その原因を考察していきます。