日本が不安定になるような材料が発表されれば、日本円が売られる。
これは非常に理にかなった論理に見えますが、「有事の円買い」という言葉がある通り、日本の情勢を考慮すると一概にはそう言えません。

実際に2020年8月28日には安部首相の辞任を受けて、相場が円高方向へ一気に進みました。実は2011年3月11日東日本大震災の際にも同様のことが起こっており、当時83円で推移していたドル円は79円まで下落しています。大量の円が買われたことによって円高になったのです。