パンデミックを受け、当初は封鎖された都市で買いだめや食料不足がみられ、食料の安全保障をめぐる国民の懸念が高まった。

 さらに深刻な洪水被害によって、長江(Yangtze River)のデルタ地帯にある広大な農地が壊滅したことで懸念が膨らんだ。中国の農産物の半分近くが生産されるこの地帯での収穫は台なしとなり、食品価格が高騰している。

国営メディアやネット上でもまた、食品廃棄に対する闘いが開始された。

 人気の動画共有アプリ「抖音(Douyin)」や「快手(Kuaishou)」は、「喫播(Mukbang)」と呼ばれる、時には嘔吐(おうと)するまで過剰な量の食事を暴食して動画を投稿する行為に対して、アカウントの閉鎖措置を取ると発表した。(c)AFP