参議院予算委員会で台湾に対する質問を受けた安倍首相は「先月開かれた世界保健機構(WHO)の総会に台湾のオブザーバー参加が認められなかったことは、誠に遺憾だ」と語った。
また「日本は国際的保健課題の対応において、地理的空白が生じてはならないとずっと主張してきた。WHOはそのような政治性を排除しなければならない」と強調した。
(中略)
最近の安倍首相は、中国と対立する発言をつづけている。前日、衆議院予算委員会に出席したとき“香港保安法”制定に反対する主要7か国(G7)の共同声明を主導すると語ったことで、「中国の内政にはどんな国も干渉する権利がない」とする中国外務省の反発を買ったのが代表的である