外交は国民の理解と支持を得て行うべきものと思っておりますが、同時に国民の熱狂的な支持を背景に行うこともまた危険である、とも考えております。
「断固たる対応」「毅然とした態度」的な格好の良い表現は極力使わないようにしておりますし、常にプラスとマイナスとの比較衡量で判断するように心掛けているのですが、これが中国に対して弱腰である、媚びている、阿っている、果ては反日左翼である…と連想ゲーム的に繋がって「失望した」「見損なった」「がっかりした」等々の反応になるようです。