つまり、12年以降は国保加入のハードルが下がったのだ。これにより、3カ月以上の滞在資格が取得できるビザを取得できれば、日本の公的医療機関が使えることになった。

 「医療ツーリズムなど、医療を目的とした来日の際は、医療滞在ビザを取り医療費は全額自己負担することになっている。でも、別の名目で来日して、ついでを装って高額な医療を受けても、不正と指摘するのは難しい」(厚労省関係者)。