故郷にいる親戚を呼び寄せて日本の保険を使って治療させるだけでもいかがなものかと思うが、ブローカーは日本で治療を望む中国人を偽造した証明書を使って〝親戚〟に偽装させ、日本の医療保険を使って安価で良質な医療を受けさせている。これでは真面目に保険料を払っている加入者が馬鹿を見ることになる。大企業の従業員が中心の健康保険組合は審査が厳しいため、こうした不正利用は少ないといい、「年金事務所が本腰を入れなければ協会けんぽの不正利用は延々と繰り返される」と医療関係者は対策の必要性を訴える。