嫉妬と同調圧力――。渦巻く感情の中心にいたのは、紛う方なくカリスマ・平手友梨奈であり、その“お友達”こそが実行部隊だった。

「2016年のデビュー以来、急成長を遂げてきた欅坂ですが、それを支えているのはひとえにメンバーのモチベーションによるところが大きい。AKBに負けない、乃木坂に負けないという意気込みが一致団結を生んでいたのです。その中心にいたのが平手さんです。

 しかし、グループの人気が急上昇するにつれて、“勝ち馬”に乗る者たちが現れたのです。それがカリスマ平手を崇拝したメンバーA子からE子の5人。この派閥が“平手一強”の空気を強要し、息苦しさと不安を醸成したのです」(同前