NECと三菱電機が被害に遭い、企業秘密を流出させていたことが1月下旬に発覚。
2月6日には防衛省が、同省と取引のある神戸製鋼所と航空測量大手のパスコがサイバー攻撃を受けていたと発表。神戸製鋼所は定かではないが、そのほかの3社は手口などから国家の意思で動く中国のハッカー集団が実行した疑いが持たれている。
中国の軍や諜報機関に属するハッカー集団もあれば、当局の管理下にある民間の集団も存在する。産業振興を目的に外国企業から知財を盗み出して自国企業に流したり、防衛など国家機密を窃取して外交や安全保障政策に役立てたりしている