朝の情報番組「モーニングショー」といえば、同時間帯では16年度以降4年連続で民放首位の人気を誇る。昨年度の平均視聴率は9・6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区:以下同)だった。
だが、今年1月は連日10%台が当たり前のようになり、2月には12%台、4月に13%台、5月4日には番組最高の14・1%を記録するまでになった。
民放プロデューサーは言う。 「『モーニングショー』が始まった15年当時の視聴率は5~6%でした。コメンテーターの石原良純、長嶋一茂、高木美保といったメンバーは前番組の『モーニングバード』から引き継いでいます。大きく変わったといえば、玉川徹さんが週1から毎日出演するようになったこと。
他局ではまず見ない局員がズケズケと、時にはけんか腰でまくしたてる、あの男は誰なんだと話題にもなりました。
ま、結局、ただのテレ朝社員だったわけですが、そのズケズケ感がコロナにハマったんでしょう。政府の後手後手の対応に、国民が何をやってんだ! と思っていたところに、彼が視聴者の思いを代弁していた感じでした」