中国は全国人民代表大会(全人代)常務委員会が30日に可決した「香港国家安全維持法」の内容を公表した。反政府的行動の取り締まりに向け、国家分裂、政権転覆、テロ活動、外国勢力との結託の4種類の活動を犯罪行為と定め、最大で終身刑を科す。

同法は30日1500GMT(日本時間7月1日午前0時)に施行。1997年の中国への香港返還23周年記念を前に施行された。世界的な金融ハブである香港の自由が抑圧されるとの懸念から、米英を含む西側諸国との緊張が一段と高まる恐れがある。

トランプ大統領が中国を警戒するのもわかる。