会社は活動を続けるにあたって、「財務諸表」と呼ばれる数種類の書類を関係者に公開する必要があります。その中では、一定期間の経営成績や財務状態等が明らかになっているのです。コンサルタントは「財務諸表」からチャンス(売上高・利益率増加、今後の展望)や危険(取引先の経営悪化、倒産等・・・)を見抜く力が必要です。簿記に始まり、財務諸表の仕組みや財務分析を学ぶのは、問題提起や危険予知、機会発見の能力を高めるためなのです。上級コースは、キャッシュフローや投資評価、企業価値の計算です。キャッシュは、会計上の利益と違って操作ができないので、嘘をつくのが難しいからです。また、買収や設備投資をより効率的に行うために、その評価方法や価値の計算方法が問われます。