中小企業診断士 財務・会計の勉強法をまとめました!

診断太郎 さん

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財務会計(ざいむかいけい、英: financial accounting)は、財務諸表を核とする会計情報を、企業外部の利害関係者(株主、債権者、徴税当局など)に対して提供することを目的とする会計である。経営者や企業内部の管理者に対する情報提供を目的とする管理会計とは内容が大きく異なる。
企業外部には様々な利害関係者が存在するが、その中でも株主と債権者は企業の存続と成長に不可欠な資金を提供している。このため、財務会計の主たる目的は株主と債権者に対する会計情報の提供といえる。

会社は活動を続けるにあたって、「財務諸表」と呼ばれる数種類の書類を関係者に公開する必要があります。その中では、一定期間の経営成績や財務状態等が明らかになっているのです。コンサルタントは「財務諸表」からチャンス(売上高・利益率増加、今後の展望)や危険(取引先の経営悪化、倒産等・・・)を見抜く力が必要です。簿記に始まり、財務諸表の仕組みや財務分析を学ぶのは、問題提起や危険予知、機会発見の能力を高めるためなのです。上級コースは、キャッシュフローや投資評価、企業価値の計算です。キャッシュは、会計上の利益と違って操作ができないので、嘘をつくのが難しいからです。また、買収や設備投資をより効率的に行うために、その評価方法や価値の計算方法が問われます。

中小企業診断士試験では、1次試験の「財務・会計」と、2次試験の「事例Ⅳ」で、日商簿記2級レベルの問題が出題されます。
具体的に1次では「簿記原理、会計帳簿、決算処理一巡(試算表・精算表の作成、決算仕訳、貸借対照表・損益計算書の作成)」、2次では「財務内容の分析に関する問題」が出題されています。

財務・会計は単純に暗記すればよいのではなく、積み上げ型の学習が必要な科目です。つまり、手順を踏んで学ばないと理解ができません。そのため、独学の場合でも、基本的にテキストの順番にやっていくのがよいでしょう。

しかし、ただテキストを読んでいるだけでは駄目です。しっかりと手を動かして計算して、初めて身につきます。頭で理解したつもりになっているだけでは、いざ本番ではなかなか手が動いてくれません。結果、「試験時間が足りない!」というようなことになってしまいます。

ちなみに、1次試験では電卓を持ち込めません。つまり、手で計算できるレベルの問題しか出題されません(あまり細かすぎる数値ではない)。だからと言って安心せずに、しっかり手を動かして問題を解く練習をしておきましょう。

なお、2次試験は電卓の持ち込みは可能です。

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